・古民家に学ぶ
・自分たちの住まい造り
・古民家に学ぶ
・自分たちの住まい造り
木や土や石で造った古民家は、その過ごしてきた時間が風格や味わいとなります。無垢の木や土壁・漆喰壁であれば傷ついて、シミが出来ても、それぞれが家族の想い出となります。
「夏を旨とする」古民家は、深い軒先で夏の日差しを遮り、風が通り抜ける造りでした、窓を開けて空気の流れを呼び込む生活は、季節を肌で感じる自然の暮らしだと思います。土間や左官壁には吸湿発散性があり、木の香りと合わせて心地よい空間となります。
地域扶助の考え方で住宅は造られ、地域のみんなで協力して建てて管理してきました。季節ごとの行事や祝い事もそうですが、住まい造りも。家族や職人、それぞれが話し合い・・・助け合い、造る過程を楽しむ、そんな相互扶助の考え方で造り上げる事が望ましいと思います。
先人が築いて繋げてきた技術で造る構造は、耐震・耐久性はもちろん、自然素材を使っての、快適さや心地よさを肌で感じる事が出来ます、設備や基準は現代に合わせ、いろんな工夫を取り入れご提案します。
柱に使う木はどこにあって、どうやって作られているのか?土壁や土間はどうやって造るのか?住まい造りの過程を実際に体験してみたり、みんなで話し合い、助け合い造って行く事が、住み続ける事への、満足や・充実感になっていきます、監督はもちろん大工さん・左官屋さん・・・
みんなの想いを伝えてカタチにしていきましょう。
無垢の木の床に直接肌に触れる事で安心感が生まれます。
土壁や漆喰・珪藻土の壁は、調湿効果はもちろん、カビの発生を抑制したりもします。それでも、自然素材に同じものはありません・・・隙間が開いたり、割れたり、曲がったり、それらを手直ししながら、自分達の暮らしと共に住み継いで行く事が出来ます。